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2011.10.1222:10

エネルギー論争の盲点

石井彰. エネルギー論争の盲点. NHK出版. 2011, 217p.

一月くらいまえのエコノミストで書評欄に取り上げられていて気になった本。
インダス文明や島根県を取り上げエネルギーの枯渇が文明の没落に直結するという論は面白い。
他に太平洋戦争前に大慶油田が発見されていれば戦争にはならなかったという説も挙げられているが当時の精製技術で可能だったかは疑わしい。
面白かったのは論調の中核をなす、ガスにもっと注目してコンバインドサイクル式発電所をガンガン稼働させようぜ!というのが顕正新聞で(出典を明らかにしないまま)大々的に取り上げていたこと。
話の導入や組み立てが本書そのまんまで吹かざるをえなかった。勿論、創価学会に与するわけではありませんが……
JXHDのステークホルダーとしては再生可能エネルギーより先に化石燃料の活用方法を見直してほしいです。
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2011.09.1603:48

おさがしの本は

門井慶喜. おさがしの本は. 光文社. 2009, 290p.

乱暴に言えば本書は推理小説だと言える。
しかしお決まりの殺人や誘拐が起こるわけではない。
この本で事件に該当するものはレファレンス質問である。
本編は大きく5つに分けられているが、いずれも各事例にいかに答えるかをテーマにしている。

話として一番面白いのは冒頭の1話か。それ以降も蘊蓄に満ちていて面白いは面白いが新鮮さが薄れてくるし、5話は青臭さが辛くもなる。
また、ギミック的には副館長がワイルドカードのような役割を負っていて、主人公が解けない疑問に解答を与える存在だ。
これのゆとりっぽさが機になると言えば気になったか。
だがレファレンスに関わる部分で創作があまりない点は評価できる。
1章や4章は推理可能といえば可能なのだが、仮に本職のレファレンス担当であろうと(まして読み進めながらでは)解ける人間は少ないだろう。
尤も4話の早川図書については(この日記の執筆時点)でぐぐれば上から2番目に人物の方が出る。
WHOPLUSだのその他冊子体の人物索引に当たる必要すらない。
NDL-OPACで早川図書の出版物が12件しか該当しないことを鑑みても解答に近付きそうなものだが……


著者は図書館の実務経験があるのだろうか?
同志社大学ではhttp://www.doshisha.ac.jp/library/center/pdf/vol01.pdfによると図書館実習をやっており、受け入れ先が公共図書館に偏っているので無い可能性もありそうだが。
自分なんかは公共図書館の利用経験がサッパリなので難しいが、常日ごろから利用している人にとっては図書館実務に関わる知識なんて勝手に身につくものなのかな?

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2011.09.0702:42

渋沢栄一

島田昌和. 渋沢栄一. 岩波書店. 2011, 232p.

渋沢の経歴について綿密に研究し、纏めた大著だとは思うのだが如何せん内容が難しい。
とっつきにくく、通して読んだ筈なのに内容がまるで記憶に残らなかった。
ほぼ睡眠導入剤にしかならなかったのには自分の頭を恥じるほかない。

時間的な余裕は取れているものの最近読書がなかなかはかどらない。
手をつけて放置しているものはいくらかあるのだけど……
積読のほうは自分でも把握できないほど膨大になっているので困る。

<読みかけリスト>
・本
モルガン家・上
レクサスとオリーブの木・上
レインボー・シックス1
21世紀の俺
・雑誌(購読)
エコノミスト(毎日新聞社)

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2011.08.1718:57

椿山課長の七日間

浅田次郎. 椿山課長の七日間. 朝日文庫. 2005, 405.

話は面白い。しかしよくよく考えるとかなりラノベ。
元ハゲデブ中年主人公は美女化してベッドの上で痴態を繰り広げるし、元小2の男の子は女の子になって同い年の男の子と懇ろになるというTS要素たっぷりの作品。
しかも黄泉帰りをはじめ荒唐無稽なラノベ的ギミック満載。小学2年生は紙面だとひらがなだらけで読みにくい癖にその実、子供ではありえない思考回路をしていたり…その他いろいろ
これ表紙と挿絵を変えて電撃文庫だかそのへんから出せば十分売れるんじゃないの?とも思う

あと、この作品の裏の主人公は椿山課長の父だと思う。
仕事を定年になり、息子夫婦と暮らすことになった彼のその後は本作のなかでも特に面白い部分である。
これの本質は、人生を折り返した人間の退職後、老後、死のようなテーマが集まっていていかにも団塊世代のために書かれたかのような本であると思う。
でも自分はどちらかというともっと若い世代、欲を言えば小学2年生くらいで読んでおくといいと思います。

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2011.08.1718:35

バッフェットの財務諸表を読む力

バフェット・メアリー, クラーク・デビッド. バフェットの財務諸表を読む力. 徳間書店. 2009, 220p.

バフェットという単語と財務諸表の読み方という点で自分が知りたいもの全部揃ってる!ということで衝動買い。
問題の中身だがいままだ経理に触れたことのない人間でもある程度理解できるようになるかもしらないといった雰囲気。
しかし各所に自己啓発本の如き大言壮語(こうすればあなたは超リッチになれる!)が散りばめられておりこれには閉口した。
そもそも執筆に際してウォーレン・バフェットその人は一切関与していないし、本書中の投資哲学がどの程度本人の意向に沿っているのかもわからない。
大凡話半分に読んで判断材料に加えるか考えてみるという程度に使うべき本だと思われる。

この本が言うことが本当ならコカコーラとムーディーズを全力買いして一生ホールドしておけば金持ちになれるように聞こえるぞ……

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せれね

Author:せれね
XBOX360は飽きてきた一介の学生。図書館・情報学、ゲーム、カヌー?などが興味の対象。いまはPSO2廃人してます。

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