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2011.09.1603:48

おさがしの本は

門井慶喜. おさがしの本は. 光文社. 2009, 290p.

乱暴に言えば本書は推理小説だと言える。
しかしお決まりの殺人や誘拐が起こるわけではない。
この本で事件に該当するものはレファレンス質問である。
本編は大きく5つに分けられているが、いずれも各事例にいかに答えるかをテーマにしている。

話として一番面白いのは冒頭の1話か。それ以降も蘊蓄に満ちていて面白いは面白いが新鮮さが薄れてくるし、5話は青臭さが辛くもなる。
また、ギミック的には副館長がワイルドカードのような役割を負っていて、主人公が解けない疑問に解答を与える存在だ。
これのゆとりっぽさが機になると言えば気になったか。
だがレファレンスに関わる部分で創作があまりない点は評価できる。
1章や4章は推理可能といえば可能なのだが、仮に本職のレファレンス担当であろうと(まして読み進めながらでは)解ける人間は少ないだろう。
尤も4話の早川図書については(この日記の執筆時点)でぐぐれば上から2番目に人物の方が出る。
WHOPLUSだのその他冊子体の人物索引に当たる必要すらない。
NDL-OPACで早川図書の出版物が12件しか該当しないことを鑑みても解答に近付きそうなものだが……


著者は図書館の実務経験があるのだろうか?
同志社大学ではhttp://www.doshisha.ac.jp/library/center/pdf/vol01.pdfによると図書館実習をやっており、受け入れ先が公共図書館に偏っているので無い可能性もありそうだが。
自分なんかは公共図書館の利用経験がサッパリなので難しいが、常日ごろから利用している人にとっては図書館実務に関わる知識なんて勝手に身につくものなのかな?

テーマ : 読書メモ
ジャンル : 学問・文化・芸術

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せれね

Author:せれね
XBOX360は飽きてきた一介の学生。図書館・情報学、ゲーム、カヌー?などが興味の対象。いまはPSO2廃人してます。

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