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2010.06.0321:45

リテラリーマシンを読んだ

ブログに一ヶ月間不更新によって広告が表示されることがないのを目的にしているせれねです。
おはようございます。



前に日記を書いていたときから読んでいた『リテラリーマシン:ハイパーテキスト原論』ですが、技術的な内容で難解な4章を除いておおよそ読み終わりました。全体として我々コンピュータ端末のエンドユーザに過ぎない人種にはとっつきにくい話が多く、特に現代コンピュータ技術の黎明期に関する知識が皆無に等しい私には理解できない点も多かったが、文章の構成が細かく区切られており、また語り口がいちいち大仰なので、さながら自己啓発本を読むが如くすらすらと、また楽しみながら読む事が出来た。

著者が1960年に構想したザナドゥが50年を経過した今でも完成してはいない※ために、その実体を掴みきれないという部分があるが、本書の最後の北海道大学教授、田中譲氏の寄稿した文章の中に、CERNで開発されたWWWがザナドゥからインスピレーションを受けていると開発者が語った旨が記されており、参考になった。ザナドゥとWWWは共にハイパーテキスト、あるいはハイパーメディアシステムである点で共通である。ザナドゥが前提として想定した機能でWWWに搭載されなかった機能に文書のバージョン情報の維持、著作権料の支払いなど、明確に問題点や使い勝手の悪い点として立ち現われている部分がある。前者はすなわちサーバからデータが消去されることによって所謂リンク切れを防止するための機能で、仮に編集が行われたとしても、以前のバージョンはそのまま保持されるということで回避される。著作権料の支払いの方は、出版≒公開されている文章を読み込んだ際に、自動的に通信量あたりいくらいくらの著作権料が著作者の口座に振り込まれるようなシステムを、当初から構築しておくのだ。いずれも著者の先見性を感じさせる事柄であり、今後も技術者たちの参考になっていくだろう。ただ、ザナドゥのフランチャイズ契約書と題した部分でロバート・A・ハインラインの助言を頂いたという記述は可笑しかった。

※ XANADUSPACE 1.0 というソフトウェアが2007年より配布されている。これはハイパーテキスト(最初から入っている)の「表示」に限定してザナドゥを体験できる機能をもつようだ。

テッド・ネルソン.リテラリーマシン : ハイパーテキスト原論.㈱ハイテクノロジー・コミュニケーションズ訳.アスキー.1994



さらーっと書いたから本書の面白さは100分の1も伝えられないのが残念だ……

そもそもブログとかで物を書くからには、公益的とわ言わないまでも便所の落書きよりは価値のあるものを書きたい。
ブログで無いにしてもその意思はあるが、mixi、twitter…何れもツールとしては劣等だ。ブログすら、というかウェブの仕組み自体に検索性の悪さが含まれているように思う。何かしら文献や情報の流通を高速で、美しく成り立たせる画期的な方法はないのだろうかね。
公益性…いい言葉だ。

テーマ : 読書メモ
ジャンル : 学問・文化・芸術

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せれね

Author:せれね
XBOX360は飽きてきた一介の学生。図書館・情報学、ゲーム、カヌー?などが興味の対象。いまはPSO2廃人してます。

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